図形に触れる

図形を手作り

算数という教科を俯瞰した時に、まず最初に教えようと思ったのは「図形」です。赤ちゃんの頃から作ったと思います。よく寝る子だったので、昼寝時や夜寝た後にせっせと作りました。いつも念頭においているのは、「必要な時に作る、あるいは買う」ではなく、「いつか必要なときのために(もしくは一緒に遊ぶために)思い立ったらすぐにやる」ことです。あとは、節約ですね。探せばこういう商品はいろいろありますが、自分で作れば好きなだけ作れますし、アレンジもできます。

円や三角、四角の形がどういうものかを教えるわけですが、わたしが用意したのは、丈夫にするために牛乳パックを2枚重ね(あるいは3枚でも)にしてさらに色紙を貼り付けていくものです。次の写真が作った図形の一部です。それぞれの形が大小2枚ずつ、つまり同じ図形が4枚あることになります。

図形に触れる




それぞれの型紙を用意して、牛乳パックから形を切り取って、ボンドで貼り付け、最後に色紙貼りです。円、星型、楕円形に少し手こずりましたが、わりとよくできました。




ビデオ視聴で楽しむ

Preschool Prep Company のシリーズビデオに Meet the shapes というビデオがあるんですが(ほかにも色や文字など)、このビデオをよく見ていました。見せていたというほうが正しいのかもしれませんが・・・。図形だけでなく、算数全般に言えることですが、英語で表現するほうが好きなように見えます。もちろん私が英語を使って尋ねたり答えたりするからだと思いますが、円はcircle、正方形はsquare、というふうに。本人の母語では言えない(あるいは、答えない)かというとそんなことはありません。普通にその時に合った言語を使い分けます。

形を組み合わせて別のものを作り出す

たとえば、ピザ、次の写真の例のスペースシャトル、などです。本人の好きなものを例にして、こうして形を組み合わせると別のものができるという遊びです。

図形に触れる

形を探しに歩きに行こう

デジタルカメラでも携帯電話でもいいと思いますが、4歳くらいになると、今どきの小さい子は写真を撮ったりしますね。こればっかりは、手作りはできないので、プレゼントにデジタルカメラを贈りましたが、これを持って町に出ます。看板とか信号機、ベンチ、ごみ箱、お店のロゴ等いろいろなところにたくさんの図形が隠れているわけです。それを一緒に探しに出て、「これは何の形だろうね?」と尋ねてください。そして本人に写真を撮ってもらって(大喜びでやってくれます)、家に帰ったら同じ形のものでグループ分けして、プリントアウトするなり、パソコン上でもいいですし、こんなのがあったねとお散歩を振り返ります。

名前が分かればもっと見える

図形の名前がスラスラ言えるようになると、その次は、いくつの辺がある、これとこれを組み合わせると他の図形ができる(例: 2つの三角形を合わせると菱形)、さらに進んで立体などの話もできるようになります。これについてはまたのちほど書きましょう。

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